バランスが悪い?

ケガをした訳でもないのに、動かすと〇〇が痛い・・・
という不調をきたした患者さんが多く来院されます。
勿論、原因は個々の体質や環境、経年変化など多岐に及ぶものですが、
僕たちは問診・検査時に良く使う言葉があります。

“身体のバランスを診てみますね”

要するに、傷めた原因はバランスが悪くなった結果!と仮定して
診させていただくのです。
(明らかに原因が分かっているケガではない前提です。)

バランスが悪い。ということは悪いとされるバランサーが傷んでいる
とも言い換えることが出来ますよね。

身体は骨・筋肉・内臓・神経・体液・・・
全ての組織がそれぞれにバランスを保ち生命活動を維持しています。
その中でも骨格系に関しては重力場(地球上)での物理的作用が
大きく関与しているため、ある二つの平行安定器(関節)を診ます。
当院では主に構造医学的スクリーニングという検査を行います。
つまり、動診といって動きの中で偏りを見つけ出していくやり方です。

物理的作用が身体に???

高層マンションの建築にたとえてみましょう
一時期、免震・制震・耐震などの言葉が新聞紙面を賑わせていましたね。
背の高いビルが地震に備えて揺れる構造を持っていることは
よく知られていることと思います。
その建築技法も身体と同じで物理の法則で成り立っているのです。
建物の最上部には“振り子”が隠れています。
ビルが揺れるときにはその振り子が慣性力と復元力でビルの揺れを
緩衝することが出来るのです。
このぶら下がっている振り子がバランスの要なのです。

ではそのバランサーは身体のどこにあるの?
という事になります。

答えは“顎関節”です。
下顎は主に咀嚼運動の為・・・と認識している方がほとんどと思われます。
しかし咀嚼も大切ですが、この振り子がぶら下がっているから
身体は倒れずに不安定な二本足で立ち、重たい頭を
維持することが出来るのです。

この顎関節が正しく機能していないと様々な症状、障害、疾病にまで
つながってくると考えられますので、検査時にはこの顎関節を診る事が
大切という事です。

文章が少し説明がましく長くなりましたので、
もう一つの平行安定器のお話はまたの機会に・・・
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by hamachou | 2008-10-24 21:55 | 診療後記  

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