コメント答申

いつもこのブログを読んでくださっている
沢山の患者様やその他大勢の方に感謝しています。

今日は、ある患者さんのコメントに対して
この場で答申させて頂きます。

 『治療中に、立ち方や軽い運動で筋肉を作って、
  自前のサポーターをつくる事を宿題に出して頂きました。
  「運動の宿題」なんて、初めてです。
  動かさないで治そうとしていた事を見直せました。
  正しい動きかたって、大切ですね。
  宿題の運動も楽しく行っています。
  ありがとうございます。』

…ということですが、
以前はケガに対しての一般的な認識として“安静”という
ワードがとても重要視されていました。
いまだ、旧態依然に何でもかんでも“安静”という指導処置が
とられているという現実が症状の遷延を招いている事実があります。

急性外傷の処置基本として、RICE(S)の法則というものがあります。
 RICE(S)=安静・冷却・圧迫・挙上・(固定)
という応急処置用語のアルファベットの頭文字です。

これは正しいのですが、あくまでも応急処置ですから、
早期社会復帰を目標とする患者様に対する継続的な処置ではありません。

当院では骨折であろうが、ぎっくり腰であろうが、捻挫、肉離れ…
何に対しても、適切なタイミングで早期運動(各種運動)をご指導させて
頂いております。
この適切なタイミングというものを見極めて判断する事が、
生意気な事を言いますけど、匠の技と自負しております。

確かに、安静にしていれば痛くないでしょう…
圧迫して固定していれば、無難だと思います。
しかし、人間は自然治癒力を有している動物なのです。
ヒトは動きの中で正しい機能を賦活する事が出来る動物なのです。
動くべき物が動かさないとどうなるでしょう?
退行変性といって、固まって動く事を放棄してしまうのです。

その原始的な治癒能力を呼び起こすお手伝いが我々の役目です。
生理的な動きを整え、誘導する中で正しい機能が取り戻せるのです。

使い過ぎるのも負担、使わな過ぎるのも負担。
太極の奥義ですね…
患者さんに宿題を出すなんて、偉そうで恐縮ですが、
僕たちも日々、この太極の奥義を求めて勉強し経験を
積み上げて行きたいと思っています。

症状の程度からの判断はいつでもご相談に乗りますので
いつでも僕を呼びとめ、取っ捕まえて下さい(^o^)/

久々に長い文章でしたね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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by hamachou | 2008-07-04 22:03 | 診療後記  

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