痛みの原因?

当院を訪れる患者さんたちは、ある目的があって
来院されますね。当たり前ですが…

その中でも、痛みをどうにかして欲しい!
という要望が一番多いようです。

痛みの原因を質問される方も多いのですが、
神経学的に痛みを説明することや、
疼痛誘発物質に関連した内容や、
バランスから当該部位に痛みが及んでいる事や、
傷めている部位の状態に因んだ事…
と、様々な角度で痛みの原因があるわけです。

今日も痛みの原因について説明をする機会があったのですが、
関節が“離開”しているので炎症を引き起こし
関節炎を起こしている事が考えられます。
と、ご説明したところ…

“離開”って何ですか?
と、僕の説明不足について質問を受けました。
これも聞きなれない言葉ですね。

離れて開いている。と字の如くでリカイと発します。
関節というのは二つ以上の骨を様々な軟部組織で寄せ合わせ
その中で滑液という潤滑剤が密度濃く滑りあった状態が
生理的であるという解剖学的前提があります。

この生理的状態が破綻して関節の中で骨と骨が滑りあえなく
なっている状態を離開というのです。

滑りあえない関節は無理な動きを強いられると、
摩擦が起こり、熱を持ち炎症を起こします。
さらに放置する事で、熱による蛋白変性から
関節が変形してしまうのです。

…というように、捻挫や脱臼をしていない関節でも
離開という状態にある関節は、段々と身体を蝕む基となる
懸念がありますので、早期に整復する必要があるのです。

寝れば治る?
風呂に入れば治る?
酒飲んで中からアルコール消毒すれば…?

などといった、希望的観測は症状遷延の主たる原因です。
人間の身体には優れた異常感知機として‘痛み’という
感覚があるのですから、違和感・不調を感じたら
信号無視をしないようにしてくださいね。
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by hamachou | 2008-05-22 21:31 | 診療後記  

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