dermatome

皮膚の表面はデルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる特定の領域に分かれていて、
各区分を1つの脊髄神経根の感覚神経線維が支配しています。

何やら、難しい始まりとなってしまいましたが、
先日、ある患者さんとの会話やりとりから、
我々の診立てるポイントと患者さんの思っていることの相違についてのお話です。

「座っていて、新聞をめくる時に左肘が痛いのよねぇ~」

このキーワードからどこが悪いと連想致しますか?
当然、左肘にも何らかの障害があると考えられますが、
それだけでしょうか?

私はこのお話から、新聞をめくる動きは左肘を動かす事は勿論ですが、
大概、新聞を読むときの姿勢は身体が項垂れて前かがみになるイメージから
首の関節の問題は無いかと想定し、検査致しました。
すると、頚椎5番目の運動性が低下しているところを見出し、整復したところ・・・

「アレッ?左ひじ、痛くないです」

これが冒頭にある『デルマトーム』という神経の流れを根拠とした治療法です。
患者さんの訴えから、想定される身体の機能低下を左肘のみに注視してしまうと
真の原因となる脊柱の問題を見過ごしてしまうこともあります。
注意深く根底を見定めると、痛いところが悪いところとは一概に言えないことも
臨床の現場では結構あるのです。

このデルマトームから分かる事は他にも沢山あり、
手や脚に、痺れ・麻痺が出ることや筋力低下に運動痛等も
脊柱からの神経(末梢神経)が関与しているという事が多いという事です。

皆さんも、不調に際し、何が原因だろう?と思ったら、痛いところだけではなく、
背骨・骨盤の問題かもしれないという事を覚えておいて下さいね。

当院では、痛み・不調に対して全身から診て治す“各種整骨外来”という専門外来を
設けておりますので、お気軽にご相談ください。
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by hamachou | 2009-09-20 07:56 | 診療後記  

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